いいデザインを作るには・・・

コラム

どうもです!ココロコ店長です。

毎日ご注文を受け付け、印刷し、出荷する業務の合間をぬって、デザインを作成し続け今では150種類以上のデザイン数に達しました。

必ずしも「いいデザイン=売れるデザイン」とは思いませんが、通販ショップを運営している以上、
デザインを作成する上で「売れること」を念頭に考えています。

ですが、作成する度「いいデザインはどうすればできるのか」と自問自答することがあり、それについて以下にまとめてみました。

かけた時間はあまり関係ない

何日もかけて凝ったデザインがあまり売れず、1時間もかけずに作ったデザインがウケがよく売れた経験
もあり、また「その逆」の場合もあります。ヒットするかどうかは費やした時間に比例しないというのが自分の経験からくる考えです。

いいものになるかどうか、事前にわかるものでもなく、形にしてみないとわからないことも多々あり、傑作だけを作る!なんて不可能に近いと思っています。

急がば回れ

なので、何がヒットするかわからない状態では、「この方向性、このデザインならいけるだろう」という仮説をたてて、その中で作っていき、形にしてみて反応を見る。そして検証し次に活かす・・・ということの繰り返し。地道にひたすらアウトプットしていくしかなく、「近道はない」と思っています。

そして、それと同時にやってはいけないのはお店のカラーや文化にあわないのにも関わらず、すぐ結果出そうと流行りものに飛びつくこと、短期的な利益だけを追求して作るのは逆にリスクが高いと考えています。(長い目で見て)

とにかく「効率的かそうでないか」という物差しだけでは測れないところに本質があることは認識しています。

とにかく数多く作る

世の中には無数のジャンルがあり、趣味趣向も皆異なっている中で多くの人にウケがいいデザインを作るなんて非常に困難なことは重々承知なのですが、「 いいデザインを作るには、試行錯誤を繰り返して数多く作り続けるしかない」という答えに結局のところいきつきます。

そういえば最近読んだ「 ORIGINALS 誰もが人と違うことができる時代(アダム・グラント)」という本にもそのことを裏付ける記述がありました。

その本の中では「傑作を生み出す可能性を高める方法は、多くのアイデアを生み出すこと」と書かれており、その根拠に歴史上の有名な作家が作った作品の総数のうち、傑作と呼ばれるものがどの程度の割合を占めているかについて書かれています。

例えば、作曲家のバッハは1,000曲以上を作曲して傑作と言われるのは3曲、ベートーベンは650曲のうち5曲ほど。

ピカソにいたっては、全作品は1,800以上の絵画、2,800以上の陶芸、1,200以上の彫刻のほか、デッサン、版画など多岐に渡りますが、傑作はそのうちごくわずか。シェークスピアも有名な作品の陰に数多くの駄作呼ばわりされる作品を作っています。

(身近なところで言えば、あのドラゴンボールの鳥山明さんもドラゴンボールが出来るまで、ボツ作を何作も描いてますね。)

数多く作っていくことでしか、いいものができない。

それを考えると、有名でも何でもない当店が150種類くらい作ったところで、まだまだ全然ダメだなぁと思いますね。

数多く作り、「運がよければ、いつかその中からきらりと光るものが見つかる・・・かも?」というスタンスで期待しすぎず(かといって絶望もせず)、粛々と手を止めずに作り続けていこうと思います・・・!

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