どうもです!ココロコ店長です。
突然ですが、「薩摩の教え」ってご存じですか?
薩摩藩、三代藩主の島津義弘の言葉で、人を評価するときの5つの順序をまとめたものです。
その5つは以下の通り。
- 何かに挑戦し、成功した者
- 何かに挑戦し、失敗した者
- 自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
- 何もしなかったもの
- 何もせず批判だけしている者
自己啓発本でウケがよさそうな「挑戦」をテーマにしており、この教えは現代の経営に関する本でもよく取り上げられています。
この教えの中で「挑戦したけど失敗した者」を上から二番目に評価している点が、失敗が許されないことが多い現代において注目され、話題になる理由の一つだと思います。
そして、「挑戦はすばらしい!たとえ失敗しても挑戦した者は評価するぞ!」と、挑戦を推奨する経営者の方も多いです。
私もそれはいいと思うのですが、その背景が気になりました。
「失敗してないけど何もしなかった人」よりも「挑戦して失敗した人」を評価するというのは、裏を返せば、それだけそこが「挑戦できる、挑戦してもいいんだ」と思わせる環境があっての話だと思います。
内容にも変わってきますが、新たなことに挑戦することはいろんな壁にぶつかったり、ハードルが高いもの。そんな困難に好んで立ち向かう人は一般的には少ないでしょう。
ましてや「失敗したら非難されるかも・・・」と、戦々恐々とする組織では決して実現できないことです。
が、挑戦して成功したら認めてもらえても、失敗したら手のひら返して「なにやってるんだ!」と叱られる、冷遇される・・・なんてことは今の日本ではまだまだ多いのではないでしょうか。
そんな環境ではするだけ損なので挑戦なんて誰もしなくなりますよね。
挑戦はいつでも大事だけど、「失敗してもOK込みの挑戦」ができる土壌を作るには、
・挑戦するときのリスク軽減
・周囲のサポートの受けやすい環境作り
・心理的に安心できるような環境を用意する
などなど・・・多岐にわたるので、そのことを忘れずにもっと具体的に何ができるかをこれからも考えていきたいです。