インクジェットプリントでTシャツが作成できるプリンターとメーカー紹介

コラム

どうもです!ココロコ店長です。

今回は当店でも使っているガーメントプリンターについてのお話です。

ガーメントプリンターとは、衣類を意味する「ガーメント」に直接インクジェットプリントをするプリンターのことです。

インクジェットプリントなので、シルク印刷のように高価な版を作る必要もなく、フルカラーTシャツなどを1枚からで作成できるのが魅力です。

今では数社が販売しておりますが、それぞれをご紹介したいと思います。

一部のメーカーは実際に展示会にも足を運び自分の目で確かめたりもしました。

結論から言うと、どれも出力される品質に差はとくにありませんでしたが、出来上がりまでのスピードや作業のしやすさで差がついている印象です。

エプソン  SC-F2150 SC-F3050  

SC-F2150を展示会で実際に見たことがありますが、とびぬけて早く仕上がるわけではありませんでした。
インクジェットプリンターのそもそもの作りとして、ヘッド部分が巨大化しない限り早く仕上がることはないんですよね。メーカーの人にも聞きましたがヘッドが左右に動くスピードを極限にあげても、インクが飛び散ってまともに印刷できなくなり、使い物にならないそうです。

その点、SC-F3050 はヘッドが大きくなり、スピードは3倍速くなっています。実際にYOUTUBUで動画あったのでみましたが、めちゃくちゃ早いです。

でも、その分お値段も3倍になってました。涙 

オープン価格だったので、ユーロポートさんに見積もりをとってみたところ、概算で600万円以上はするようです。

なお、SC-F3050を導入するなら、仕上がりが早くなる分すぐにプレスをかける(乾かす)必要もあるので、プレス機も同時に複数台用意しないといけないそうです。

ブラザー GTX pro 

「大阪ギフトショー」などでブラザーさんがブースをだしているのでよく見ます。

SC-F2150と比べてほぼ同等の性能というイメージですが、印刷対象物から距離を離しても高精細を維持できるところが魅力です。
(インクジェットの場合、ヘッドから印刷対象物までの距離が離れるとぼやけてしまいます。)

RICOH(リコー) Ri100

コンパクトで持ち運び簡単。ガーメントプリンターはどれも大きく、重たいので一人で持ち運びは不可能ですが、このリコーのガーメントプリンターなら気軽に移動できます。

デメリットは元々小さいので印刷範囲が広くないという点と、カスタマイズができない点でしょうか。
Tシャツをプリントすることを前提に作られているため、バッグなどほかのものが手軽にプリントできるかは疑問です。

なお、実際に展示会に見に行って試し印刷もしたことがありますが、他社同様にきれいには仕上がります。

武藤工業 VJ-404GT/405GT

こちらも展示会で見たことがあります。
出来上がりに他社との大きな差はありませんでしたが、1つ難点が。。

段差のある印刷物に対して自動調整するセンサーがないので、いちいち手動でハンドルを回さないといけません。これは毎日印刷する側からすると、やってられない・・・涙

マスターマインド MMP8130

当店も使用しているMMP8130。10年前はエプソン、ブラザーはガーメントプリンターを出していなかったので、実質ガーメントプリンターといえばこれでした。

いまでは他社と比べ機能も見劣りする部分もありますが、品質に全く問題はありません。またカスタマイズなど自由度は高くとその点は非常に気に入っています。

ただし、もうこの機種の生産はすでに終了しており、部品の供給も数年以内ということですので、当店も買い替えを検討中です。(最近、部品の価格が高騰しております・・・残念!)

まとめ

以上、主なメーカーのガーメントプリンターを紹介しましたが、いずれも印刷される綿素材のTシャツ等の品質に大きな差はありません。(ポリエステル素材や濃色Tシャツへの印刷については、エプソンが一歩リードしているようですが)

生産する側の視点として、どれだけ使いやすいか、高品質で早く仕上げることができるかという点が重要なのですが、そう見ると、やはりエプソン、ブラザーあたりがいいのかなぁと思っています。

(次買い替えるときは、ブラザーもいいけど、やはりプリンター専門でやってるエプソンがいいかな・・・)

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