どうもです!ココロコ店長です。
昔から映画好きで20代のころは時間さえあれば映画館いったり、レンタルで借りたりして映画を観ておりました。(専門家の方には遠く及びませんが、それでも200本以上は観てるかな。)
今まで観てきた中で、今回は「子供と一緒に観たい昔の名作映画」と題しまして、お子さんが観てももちろん楽しめるし、大人が見てもハッっと気づかされる、考えさせられる映画を独断で選んでみました!
ネバーエンディングストーリー
もう40年くらい前の映画になりますが、ネバーエンディングストーリー(1984年公開)のテーマソングは今でも有名ですよね。
象牙の塔、幸せの龍「ファルコン」、巨大な亀「モーラ」・・などなど不思議な建物や生き物達が現れますが、この物語の大きな特徴はハリーポッターのような何かしらの特定の悪のキャラクターがいるわけではありません。(途中、手下のグモルクというものがでてきますが、あくまで手下)
「想像力の欠如」という名の、形のない「虚無」がこの物語の唯一でかつ最大の敵で 何もかもぶち壊していきます。
思いやり、愛情、友情でさえも「想像力」が根源にありますが、それらを破壊する「無関心」、「思考停止」、「絶望」という名の「虚無」はまさにどの悪よりもやっかいで恐ろしい敵と言わざるを得ません。
「効率」を重視し、好奇心や知識欲、ファンタジーの追求などは時間のムダという現代に警鐘を鳴らす原作者ミヒャエル・エンデのテーマが作品の軸としてその根底に流れています。
大人になっても考えさせられる映画だと思います。
オズの魔法使い
1954年公開の名作「オズの魔法使い」。
絵本やアニメにもなっているので、知らない人は少ないのでは?
ファンタジー冒険もので、「自分は脳みそがない」というカカシ、「自分は勇気がない」というライオン、「自分は心がない」というブリキの男と一緒に主人公ドロシーが西の魔女を倒しにいく・・・というお話。
物語のはじめ、「何かが足りない」とドロシー一行は喪失感を抱いています。
でも、旅をするうちにカカシのアイデアでピンチを切り抜けたり、ライオンの奮闘に助けられたり、ブリキ男の優しい言葉に救われたり、
仲間のために行動することで、「単なる思い込みにすぎなかったんだ」と気づいていくところに、この映画に隠れたメッセージがあると思います。
最近、「マインドフルネス」というメンタリストDaiGoさんの本でも読みましたが、「人間は誰かのために行動することでより客観的に自分を見ることができ、より行動的になり、幸福感がアップする」ことが研究でわかってきたそうです。それをオズの魔法使いは教えてくれている気がします。
ちなみに、カナダ・ウォータールー大のイゴール・グロスマン氏はそうした状態を「ソロモンのパラドックス」と名付けました。
(かつてソロモン王は深い知恵をもつ偉大な王様でしたが、自分のことになるとわからないことや失敗が多かったそうです。そこから「他人のことには賢明な助言ができるのに、自分のことになると全くできない、間違った判断をしてしまう」ことを表す言葉として「ソロモンのパラドックス」と名づけられました。)
オズの魔法使いは「仲間と助け合って生きていくことが、人間が成長し幸せになれることだ」と教えてくれているのかもしれません。
現代人が見ても「気づき」がある、単なるファンタジーにおさまらないところがオズの魔法使いの魅力ですね。
ペイ・フォワード 可能の王国
ある程度子供が大きくなってから見せたい映画には2000年公開の「ペイ・フォワード」をおすすめします・・!
あらすじ
社会科のシモネット先生が中学生たちに課題を与える。もし自分の手で世界を変えたいと思ったら、何をする?」。母親のアル中を気に病み、近所にたむろするホームレスを気遣うトレバー少年は、そんな自分の周りの決して幸せとは言えない人々に思いを馳せ、ある考えを思いつく。それは、自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すというものだった・・・
詳しくは見て頂くとして、「自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡す」という考えが連鎖していく様に感動しました。
「受けた恩は(恩をかけてくれた人に)返す」という考えは日本では多いと思います。(日本昔話の「つるの恩返し」とか「笠子地蔵とか」)
それを「受けた恩は別の人に」という、この考え方は好きです。そうやって善意の連鎖が広がっていけば全体がよくなっていく・・・実際、ビジネスでもこの考え方は一部では広まっているそうです。
余談ではありますが、ペイフォワードが公開されるもっと前に、私は大学のときの先輩にいろいろお世話になったので、いつか恩返しにみたいな話をしたことがあります。
そしたら「自分も昔の先輩にお世話になったから、君は今の後輩に同じことをしてあげて」という言葉を頂き、今でも深く覚えています。
まさしく「ペイ・フォワード」でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いずれも心に残る名作だと思います。
まだ観ていない方は是非お時間あるときに是非一度、鑑賞してみてください♪