どうもです!ココロコ店長です。
熨斗(のし)ってややこしいですよね。
「この御祝いのときにはどんな熨斗にすればいいんだろう?」と
初めてなら迷うことも多いと思います。
熨斗にはマナーがあり「何でもOK!」というわけではありません。
うっかり間違えると相手に対して大変失礼になってしまうこともあります。
もしあなたが社会人であれば、冠婚葬祭の機会もおのずと増え
熨斗を使うこともあるかと思います。
でも、正しいマナーをしっていれば大丈夫!
以下、先ずはおさえておくべき4つの用語についてご紹介します。
これだけ覚えておけば大丈夫!熨斗の4つの用語
熨斗には4つの箇所にわかれており、それぞれの名称と意味があります。
それぞれの役割を覚えておけば、すんなり理解しやすいと思います。
<熨斗>
上部写真全体のことを「熨斗(のし)」といわれますが、正確には右上の飾り模様が熨斗といわれる部分です。
元々はあわびを干した「のしあわび」のことで、それを色紙に重ねて包み、包紙と水引の間に挟むのが昔からの習わしでした。(現代ではそれに似せて作った紙を使用するようになりました。)
アマゾンなどでも販売されている熨斗を見ればわかる通り、この個所はそれぞれ様々な模様になっておりますが、「絶対こうでなければだめ」という決まりはないのでどれを選んでもOKです。
<水引>
「水引」とは「みずひき」と読みます。 贈答品や封筒に付けられる飾り紐の部分で、主なところで「結び切り」と「蝶々結び」の2つがあります。御祝いによって「結び切り」か「蝶々結び」かを使い分けします。
蝶結びは紐の端をひっぱると簡単にほどける結び方で、ほどいて結び直すことができるところから、何度あってもいい御祝いごと全般に使われます。
<表書き>
「表書き(おもてがき)」は出産祝い、結婚祝いなど御祝いの名称がここに入ります。
<下書き>
下書き(したがき)にはお名前がはいります。基本的にこの個所には「贈る側の(自分の)名前」が入ります。ここは苗字・フルネームのどちらでもOKです。
※一部例外として「出産内祝い」の場合は生まれた赤ちゃんの名前が入ります。
水引の種類を間違えると大変失礼になることも!
水引を間違えると違って意味になり、大変失礼になるケースもありますので、いくつか例をご紹介しますね。
まず前述で説明した通り、「結婚祝い」や「快気祝い」の場合の水引は、一度だけのお祝いごとの時に使われる「結び切り」にします。また、「誕生日祝い」や「出産祝い」などの「何度あっても良い」「繰り返したい」お祝いには「蝶々結び」にします。
しかしながら、もし「結婚祝い」なのに「蝶々結び」にしてしまうと・・・「何度も(離婚して)結婚するんでしょ?」という意味にもなりえるので、大変失礼になります!
また、「快気祝い」なのに「蝶々結び」にしてしまうと・・・「何度もケガや病気をして入院するんでしょ?」 という意味にもなりえます。(汗)
さらに、「誕生日祝い」なのに「結びきり」にしてしまうと「もうあなたに来年はないよね」という非常に縁起が悪いというメッセージを伝えることになってしまいます・・・!(涙)
熨斗の水引選びは注意しましょう!