地震で避難所生活になったときに「ないと困るもの3選」(東大阪市西消防署の隊員さんから実際に聞いた話)

コラム

どうもです!ココロコ店長です。

地震が起こった際、避難所生活になってしまった場合はいったい何が必要なのか、ないと困るものは何なのか気になりませんか?

数年前、地元商店街の防災イベントで東大阪市西消防署さんに来ていただき、東日本大震災の救援にいったときにそこで生活する上で「ないと困るもの」を隊員の方から聞きました。

そのときの話をご紹介します。

その1 折りたためる椅子

避難所は体育館になることがほとんどだと思います。

その際、椅子がないので体育館のかたい床にそのまま座ることになりますが、長時間座っていると若い人でも腰を痛めます。

実際、東日本大震災でも腰を痛める人が続出したそうです。

そこで、役に立ったのが「折りたためる椅子」。
キャンプなどで使う椅子でもいいそうですが、とにかく腰掛けることができる椅子は重宝したそうです。  

その2 汗拭きシート

被災地では長時間水が出ず、お風呂やシャワーに入れない日々が続きます。

食べ物、飲み物はすぐに救援物資が届くので、飢えることなどは無いそうですが、地震等で破壊されたインフがなおるまでは相当時間がかかります。

そこで「汗拭きシート」があるとだいぶ楽になるそうです。

季節が秋冬なら汗はあまりかかないと思いますが、夏場だと大変。エアコンも効かないので汗だくになります。非常用にストックしておいた方がいいと思います。

その3 簡易トイレ

地震でインフラが破壊されると、当然水がでません。
ということは、トイレも流せません。

実際、東日本大震災でもイベントでよく見る仮設トイレが設置されましたが、水が出ないので流せず、汚物でいっぱいになりほぼ使えなくなったそうです。
(・・・汚い話ですが、隊員さんから聞いたところ、たまりすぎて溢れ出てしまっていたそうです。非常時は清掃までは手が回らないので仕方ありませんね。)

今では「簡易トイレ」が販売されているので、何日か分でもストックしておいた方がいいでしょう。

まとめ +余談

地震など災害になると「食料を確保しなきゃ」と思いがちですが、実際はすぐに救援物資が届くことが多いので、食料は何とかなることが多いそうです。

それよりも衛生面、健康面が大変ということでした。

上記のように椅子や汗拭きシート、簡易トイレは非常時用に多く用意しておくことをオススメします。

あと、余談ですが、避難する場合に最寄りの学校が避難所となっていることが多いのですが、必ずそこに避難しなければいけないものではない、ということでした。

そのときどこにいるかわからないし、基本どこでもよいそうです。

また、お子様連れの場合は必ずすぐに靴をはかせてほしいといってました。
地震の際、何かが割れている場合があるので部屋の中でも先ず靴をはかせるのは必須。

非常事態の場合、病院はケガ人でいっぱいになる可能性が高く、軽傷の場合はすぐに治療できないことが多いので小さいなケガでも気をつけてほしいとのことでした。

人口50万人の東大阪市でさえ隊員は数百人程度。「自助、共助、公助」という言葉がありますが、公助には限界があるので、地震などの非常時には自助、共助で乗り切りたいですね!

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